オダノブプレイ日記(3) ~前編~
我らの初作品『オダノブなんだっけ?』はSNSやオンラインとも実に相性が良いのです。
外出を控えなくてはいけないこの時期ですが、SNS通話などで『オダノブなんだっけ?』で遊んでいただく事で、明るい気分になる手助けになれたらいいなぁと思っております。
逆鱗待ったなし!?
正答率1%以下(当社比)の奇問に挑む
家臣衆に明日はあるのか!
¿・
時は令和2年。
政府より下された「緊急事態宣言」により、ボードゲームあそびは自粛を余儀なくされておった。
じゃが、諦めの悪い 機転を利かせた家臣により、スカイプを通じて、ここにオダノブ様、家臣じょぼ郎、家臣ノリスケが集まったのである!
ジャンル:道具
お題 :???
逆鱗 :???
オダノブ様
:う~む 家臣どもよ、あの道具はなんじゃったかなぁ。あの道具じゃ
<ヒント1>
じょぼ郎
:ははっ。恐れながらオダノブ様、それは何に使うものでございますか
ノリスケ
: いやそれ答えわかっちゃうんじゃ
オダノブ様
:うーむ。なんじゃったかのう。出かけるときなどにつかったかのう
<ヒント2>
ノリスケ
:恐れながらオダノブ様、それは、どのくらいの大きさをしているものでしょうか
オダノブ様
:大きさか。そうじゃのう。高さで言うと、人と同じくらいかのう
ノリスケ
:皆目見当がつかぬでござる
<ヒント3>
じょぼ郎
:恐れながらオダノブ様、それはいかほどの目方でございますか
オダノブ様
:いかほどの目方……目方? 目方とは何じゃ!! わしに分かる言葉で話せ!
じょぼ郎
:ホアッ!? も、申し訳ございませぬ。……えぇ……?
:ど、どのくらいの重さでございますか
オダノブ様
:わしは持ったことがないものじゃのう、わからぬ
:じゃがおそらく、小学生でも持てるものじゃ
ノリスケ
:ぜんっぜん分からないでござる
じょぼ郎
:それがしもでござる
<ヒント4>
ノリスケ
:恐れながらオダノブ様、それは一般的にどのような色をしておりますか
オダノブ様
:全国民共通認識でピンクなのではないか
ノリスケ
:ピン……オホン、桃色でございますな
じょぼ郎
:桃色桃色、桃色でございます。よろしいな、桃色でござる。
:(危ないでござるノリスケ殿、発言に気を付けるでござる)
ノリスケ
:(サポ……いや助太刀かたじけないでござる)
じょぼ郎
:それにしても、桃色?
ノリスケ
:ますます見当がつかぬでござる
じょぼ郎
:全国民に共通の認識で、桃色の、道具?
ノリスケ
:出かけるときに桃色の物体もっていくでござるか? 拙者そんな記憶などないでござる
じょぼ郎
:それがしもでござる
ノリスケ
:そして人と同じくらいの大きさで
じょぼ郎
:小学生でも持てる……
家臣衆
:「「 はぁぁ????? 」」
オダノブ様
:ど、どうした、早う申せ!
じょぼ郎
:心なしか、むしろオダノブ様が焦っているように見えるでござる
<ヒント5>
ノリスケ
:恐れながらオダノブ様、それは、いかほどの値段で購入可能でしょうか
オダノブ様
:うーむ。これはなかなかマニアックな者でないと、知らぬかもしれぬな
:たぶんどこでも誰も知らぬものと思うぞ、わしも知らぬ
家臣衆
:「「 !? 」」
オダノブ様
:し、しかしじゃ! 想像するに、かなり安い……
:もしくは国から支給されているものじゃ
家臣衆
:「「 !?!? 」」
じょぼ郎
:し、支給!? 安い!?
オダノブ様
:実際に支給されているところは聞いたことがないがのぅ
:じゃが、よほど貧乏なところでも持っておるからの、支給されているんじゃないかと思うのじゃ。
ノリスケ
:えぇぇ……はは、ははは
じょぼ郎
:き、気を確かに、ノリスケ殿、ウハハハハ
ノリスケ
:分かりませぬ、それがしには、さっぱり分かりませぬ
<ヒント6>
じょぼ郎
:恐れながらオダノブ様、オダノブ様や我らで、それを使ったりした者はございますか
オダノブ様
:いや、おらぬ。この中では誰も使っておらぬな
【桃乃内 様が入室しました】
【一時中断】
オダノブ様
:お?
じょぼ郎
:いいところに、桃乃内殿! おぬしを待っておった、助けて下され!!
ノリスケ
:おぉ……不甲斐なき我らを許したまえ……
桃乃内
:え? これ接続はどうやって……スマ
じょぼ郎
:ワーーーッ!!
オダノブ様
:ん? 今なんと
じょぼ郎
:何でもありませぬ。何もありませぬ
ノリスケ
:そうそう、それで接続できてるので、後はそこの画面をタッ
じょぼ郎
:ワーーーッ!!
オダノブ様
:なんじゃ、じょぼ郎、騒がしいのぅ
じょぼ郎
:何でもありませぬ。何もありませぬ
【再開】
桃乃内
:えーと、人間と同じくらいの大きさで桃色?
オダノブ様
:うむ、おそらくみんな知っておるぞ
ノリスケ
:じゃあ、イメー……想像しましょうか
オダノブ様
:……ふむ、よかろう
じょぼ郎
:……(ごまかせた?)
ノリスケ
:……(恐らく)
オダノブ様
:使っている人は……見たことがないのぅ
:いや、使っているのは見たことがあるが、使っている人にはあったことはない
家臣一同
:「「「 はぁぁぁぁぁぁ??? 」」」
じょぼ郎
:動画映写機で見たことがある、ということでござろうか…………
:こんな分かんないものある?
ノリスケ
:えーーー、まったく想像がつかないでござる
<ヒント7>
ノリスケ
:まったく想像がつかないので、オダノブ様、恐れながら……それはどこの国で作られていますか?
オダノブ様
:いやぁ、聞いたことがないのう。名前的に作っているのは日本かのう
ノリスケ
:えぇぇぇぇ、もうわっかんない、わっかんないよぉぉぉぉ
じょぼ郎
:よっぽど貧乏な家にもあるものなのに、どこで作っているか分からないもの、だと……!?
¿・
ここで、わしは読者の皆に挑戦するのじゃ。
ここまでで必要なヒントはすべて出そろった。
はたしてこの道具は何か。当ててみせよ。
0コメント