ゲンゲさん主催テストプレイ会

前回のテストプレイをもとに、マジカティブのブラッシュアップをすすめ、次のテストプレイ会を楽しみにして過ごしていた7月の初週の事です。

とあるテストプレイ募集のツイートをみて、一も二もなく思わずDMをしたのでした。

というわけで、今回はゲンゲゲームズさん主催のテストプレイ会です。

今回の私は一味違います。

我らマッチダンディズムのアートワーク班の頑張りで、前回よりもさらにパワーアップしたコンポーネントに加え、”自称”ジェネラルプロデューサーのアドバイスを参考に、色々と準備したのです。

さて、上野御徒町の u-cafe さんに着くと、すでにゲンゲゲームズさん、チャーリー飛車角さんがお待ちでした。もうひと方はあと合流とのことで、 フレンドリーなお二人に癒されつつ、さっそくテストプレイ会を開始したのでした。

ガルド／チャーリー飛車角さん

最初のテストプレイは、チャーリーさんの作品『ガルド』です。

３人でのプレイ体感をお試ししたいとの事で、アブストラクト強めだったゲーム性がどうなるかのテストです。
ヘクス状の木製板で多角形の囲み（ガルド）をつくり、それを得点として稼ぐゲームでした。
このゲームの奥深いところは、単に囲みを作っても得点にならず、囲みの角に自分のトークンを置くことで初めて得点になるところです。そのトークンも自分だけが見える1～3の大きさがあり、それが勝敗を分けるので、相手がいくつの数字を仕込んでいるのか開けるまでドキドキでした。
ゲームが終わったあとには思わず写真を取りたくなる世界が広がっていて、素晴らしかったです。

ここで合流されたのがスマートエイプゲームスさんでした。ボドゲーン万博でお会いしたのを覚えていてくださって、めちゃめちゃ感激です。マイベストシェフは職場でもよく遊んでいます。

マジカティブ／マッチダンディズム

その次のテストプレイは、我らマッチダンディズムの『マジカティブ』です。
さてシステムはほぼ完成したものの、マニュアルやゲームの体感などについてはまだまだブラッシュアップが必要だったので、

「実際のシミュレーションとして、インストせずマニュアルを読んでもらう」

というチャレンジに。

皆さんかなりしっかりマニュアルを読み込んでくれまして。気になるところ、わかりやすいところを指摘してくださりました。大変ありがたかったです。

私たちがウリにしている運と意志のバランスや、コンボの楽しさも褒めていただきました。
前回のテストプレイ会で指摘のあった、魔具カードやチップの問題もいい感じに改善されたという実感も得られ、かなりありがたい会となりました。

レンタルガール（仮）／スマートエイプゲームズさん

三番目はスマートエイプゲームスさんの『レンタルガール（仮）』です。
スタイリッシュなアートに加え、ゲームの軽さがリプレイを誘発する楽しい作品でした。
イケメン男子をゲットするため、化粧にオシャレにいろいろなものをセリ落とし、レンタルするのですが、これがなかなか思い通りにいかない。その分、ハマった瞬間はとても楽しい。そして同時に、狙えば狙うほどどんどんオカネがかかり、沼にズブズブはまるような状況に。うまくハマる瞬間の裏にそんなブラックな側面もチラっとほのめかしていて、思わずニヤリとしてしまいました。

まだ作り始めということで、ルールを改良し、判定を改良し、どんどん面白く変わっていく瞬間を目の当たりにできました。つくづく、これはテストプレイならではの楽しさですね。

アートに関しては、諸事情によりまだ非公開とのことで、ぼかしになっています。

STACKS／ゲンゲゲームズさん

最後はゲンゲゲームズさんの『STACKS』です。

「カードの見た目はUNOっぽさを出した」と仰っていた通り、確かにUNOっぽい。そしてきっとゲームもUNOっぽいんだろうな……と思っていたのですが、完全に騙されました（笑）

はじめて遊ぶとUNOっぽくなるのですが、遊んでいるうちに、「あれ、こうしたほうが勝てるんじゃ……」と策を練りはじめると、段々とゲシェンクのようなゲーム性が浮き出てくるのです。

やればやるほど戦略が変わる、一粒で二度三度面白い、とても希有なゲームだったのです。

ゲーム中は、何度も運に頼る場面が出てくるのですが、その度奇跡がおきたり、裏目になったりで笑いが連鎖するとても楽しいひとときでした。

カード枚数や効果などかなり綿密に計算されていて、これはすごいと唸らされました。

今回のテストプレイ会は少人数で回したのもあり、建設的な意見が飛び交うだけでなく、全員が楽しくプレイできていた点もとても印象的でした。
ゲームづくりは苦しいこともありますが、やっぱりこうやって楽しい瞬間が多いから、たまらないですね。

改めて、とても貴重な経験を、ありがとうございました！